Xボンバー
COMENTS  サンダーバード人気に,日本が生んだ人形劇がXボンバーだ。Xボンバーは地球を守る宇宙船だ。Xボンバーには,ゲッターよろしく3つのメカが合体してできるビッグ・ダイエックスというロボットがのっている。顔面の大きなXの文字が印象的で,ヤクザっぽい。
 TVは1980(昭55)10/4〜1981(昭56)3/28に全26話フジテレビ系で放映されました。サンダーバードと違って人形の口には切れ目がなく,クオリティは非常に高かったのですが、『電子戦隊デンジマン』の裏だったため、視聴率的にふるわなかったようです。LD化は限定BOXでされたけど,当時貧乏で買えなかった。ようやくヤフオクにてゲットしたと思ったら,すぐにDVDが発売されちゃった(苦)。
 海外でも放映されたようで,そのタイトルは「STAR FLEET」。なんとクイーンのギタリスト,ブライアン・メイが友人たちとのプロジェクトで1983年にこのスター・フリートをイメージしたミニ・アルバム「STAR FLEET/無敵艦隊スター・フリート」を発表している。→ページ内に解説あり。

「月刊少年ジャンプ」(集英社)1980(昭55)6〜8月号に全3話で蒲原直樹が連載。コミック化されてません。
「てれびくん」(小学館)1980(昭55)11月〜1981(昭56)4月号におのまことが連載。これもコミック化されてません。
「ポケットジャガ−超百科シリ−ズ Xボンバー超百科 スーパーマリオラマ」(立風書房)に斉藤栄一版が収録されているようですが,未所有にて詳細不明です。

ソノシート付きえほん「Xボンバー」
(朝日ソノラマ)EM-228 発売日不明
STORY  地球から遠く離れた冥王星の基地が,謎の宇宙船ゲルマ母艦の攻撃を受けた。「地球防衛本部!もう我々の力では守りきれません!」カスター大尉が火災を起こした冥王星基地で叫んでいます。ゲルマ母艦の攻撃はますます激しくなってきました。
 地球防衛本部では,ジェネラル黒田が作戦本部へ現れて,ムーン・ベースにいるドクトル・ベンを呼び出していました。「Xボンバーを出動させてくれ!冥王星の基地が全滅してしまう!」「わかりました。ただちに発進準備にかかります。」「たのんだぞ,ドクトル・ベン!」
 ムーン・ベースのXボンバーには,銀河シロー,ボンゴ・ヘラクレス,ビッグマン・リーという若い宇宙戦士と,ドクトル・ベンのほかに,美しい少女ラミアとキララという怪物が乗り込んでいました。「さあ,発進だ!」「エンジン・スタート!」「ゴー!」Xボンバーは飛び出しました。
 このXボンバーは,シローのお父さんである銀河三郎博士が設計した,地球防衛のための宇宙船なのです。Xボンバーにはビッグ・ダイエックスというロボットがのっています,これはブレンダーとジャンボディとレッグスターが合体してロボットになるのです。Xボンバーは冥王星に近づいていきました。
 「ブラディ・マリー,Xボンバーがやってきます!」「コズロ空母,出撃せよ!」ゲルマ母艦で指揮をしているのはブラディ・マリーです。命令を受けたコズロ隊長は,航空母艦へゲルマ・ファイターをいっぱい載せて出撃していきました。Xボンバーはもう間近に来ています。
 コズロ空母からゲルマ・ファイターが次々と発進してきました。Xボンバーではシローとヘラクレスが機関砲で迎え撃っています。ビュビュビューン!ビュビュビューン!ズバーン!ズバーン!Xボンバーは次々にゲルマ・ファイターの挑戦を払いのけてしまいます。冥王星はもう間近です。
 「あっ,いたぞ,ゲルマめ!」「攻撃用意!」「ブレスト速射砲発射!」Xボンバーは首を上げると,胸のあたりから猛攻を加えました。ゲルマ母艦も必死で攻撃をしてきます。「よーし,とどめだ!Xインパルスを用意しろ!」「了解!」
 Xボンバーの尾翼のXになったところが光りだしたと思うと,まもなくX型の光がグググーンと飛び出して,ゲルマ母艦へ命中しました。ドバーン,ドドドーッ!Xボンバーの必殺武器で,ゲルマ母艦は大爆発しながら逃げていきました。やったぞ,Xボンバー!強いぞ,Xボンバー!
文/藤川桂介

EP「Xボンバー」
(SMS RECORDS)1980.10 SM06-76
A:ソルジャー・イン・ザ・スペース
B:銀河漂流

  歌:BOW WOW
  作詞:藤川桂介,作曲:山本恭司
  編曲:BOW WOW, Bach Revolution
ソルジャー・イン・ザ・スペース (3分03秒)  

 ※ Soldier in the Space
   Good-bye, Never never forget my love

 ※ くり返し

  船を乗り出せ海へ 銀河の海へ
  今だ 旅立つ時は once in my life
  負けるなよ 旅のつらさに
  燃えるのは 今 just now

 ※ くり返し

  船を乗り出せ海へ 銀河の海へ
  今だ 戦う時は with my love for you
  伝えよう 熱い思いを
  耐えるのは 今 just now
銀河漂流(3分56秒)

 小さなころから憧れていた
 銀河漂流 さすらう旅さ
 恐れるものは何もない
 夢とロマンがありさえすれば

 ※ I'm a fighter in the world of galaxy
   I'm a fighter with a dream of fantasy  
   冒険だけが生きてるしるし
   終わりのない旅

 ※ くり返し

サウンドトラック盤「組曲Xボンバー」
(SMS RECORDS)1980.11 SM25-5066
SIDE 1
ソルジャー・イン・ザ・スペース
第1楽章
宇宙の神秘(不吉な前兆)
ゲルマ帝国の陰謀
ゲルマ戦艦あらわる
戦い終わって(一時の平穏)
第2楽章
迎撃(アストロ・ファイター出撃)
敗北(地球軍の苦悩)
Xボンバー発進
SIDE 2
第3楽章
ラミアとシロー(愛のテーマ,ラミアのテーマ)
謎の宇宙船
シロー,リー,ヘラクレスの出動
激戦(Xボンバーの最後)
悲痛
第4楽章
決意(ビッグ・ダイX合体)
最後の戦い(ゲルマ戦艦の最後)
ラミア昇天(宇宙に平和が戻る)
銀河漂流
COMENTS じん・ダイナミック企画のSFスーパー・マリオラマ(人形劇)が“Xボンバー”だ。楽曲はバウワウとEプロジェクトが担当。バウワウのギタリスト山本恭司はアッシと同じ島根県松江市の出身だ。内ジャケットには登場人物・Xボンバー武器・ストーリーなど詳しく紹介されている。なんとピンナップもついている。

登場人物紹介(↑ピンナップ右から)

銀河シロー(18才)「Xボンバー」若手クルーのリーダー。操縦,作戦,射撃を担当。明るい性格で勇敢で正義感に燃えているが,早とちりをしたりする。ヘラクレスとはライバルの火花を散らす。ビッグ・ダイエックスではブレインダー号を操縦。
P.P.アダムスキードクトル・ベン制作のロボットで分析を担当。Xボンバーのメンバーとして古株なので,やたらに先輩風を吹かせる。プライドが高い。
ビッグマン・リー(18才)「Xボンバー」ではレーダー・通信を担当し,ビッグ・ダイエックスでは,レッグスターを操縦する。どういうわけかキララとうまがあうが太り気味で我身をにてあます。
ラミア(16才)銀河三郎博士が火星で拾った謎の少女で,その正体は誰も知らない。「Xボンバー」では,メンバーの生活一般を受け持つ。優雅で,いたわりの心にあふれている。
ボンゴ・ヘラクレス(18才)「Xボンバー」で索敵。射撃を担当。楽天的でくよくよしない。ビッグ・ダイエックスではレッグスター号を操縦する(←これは間違いで,ボンゴはジャンボデーを操縦する)。
キララ宇宙怪獣で,ラミアのガードとしてつき添い,銀河三郎博士にひきとられた。口はきけないが,徹底してラミアのガードに心をつくしている。
ドクトル・ベン(50才)「Xボンバー」の総指揮官。沈着冷静,すぐれた判断力で若いメンバーの信頼にこたえている。故銀河三郎博士の親友でXボンバーの平和利用を願っている。

LP「STAR FLEET PROJECT(邦題/無敵艦隊スター・フリート!)」BRIAN MAY & FRIENDS(ブライアン・メイ&フレンズ)
(東芝EMI)1983 EMS-41013



SIDE 1
STAR FLEET
LET ME OUT
SIDE 2
BLUES BREAKER
(Dedicated to E.C.)

レーベル
クイーンのギタリスト,ブライアン・メイと4人の仲間(BRIAN MAY & FRIENDS: EDWARD VAN HALEN, ALAN GRATZER, PHIL CHEN AND FRED MANDEL)が創りあげたブライアン・メイの初ソロ作品。Xボンバーの海外版“STAR FLEET”をイメージした3曲収録したミニアルバム。その制作動機は彼の息子,ジミー・メイが大のファンだったこと。メンバーを解説すると,ギターにエドワード・ウ゛ァン・ヘイレン(ウ゛ァン・ヘイレン),ドラムスにアラン・グラッツァー(REOスピードワゴン),ベースにフィル・チェン(ロッド・スチュワート・バンド),キーボードにフレッド・マンデル(1982年クイーン・ツアー・サポート・メンバー)。ちなみにB面のE.C.とはEric Clapton。クラプトンに捧げたのだが「ガッカリ」された逸話あり。このレコードの日本語解説(ミュージック・ライフ 塚越みどり)が滑稽!ジャケットのビッグダイXを指して,“宇宙の怪人”などと説明。ガハハ〜,アンタの住んでる日本の番組だったのだよ。ジャケットは最高の迫力です!

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