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→MUSIC LINK →Wedding Music |
2010年代:BiSH←ハード・ファイ←いきものがかり← 2000年代:ROOKIESサントラ←スピッツ←ヤイコ← 1990年代:原田知世←カーディガンズ←オアシス←ビーナス・ペーター←RIDE← 1980年代:スミス←ボブ・マーリー←フリートウッド・マック←プリテンダーズ←ポリス←ビリー・ジョエル←U2←ナイアガラ・トライアングルVOL.2← 1970年代:ハーブ・アルパート←スネークマンショー←YMO←ビートルズ←歌謡曲 |
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BiSHは「Brand-new idol SHiT」(新生クソアイドル)の略。2015年結成され、2016年「楽器を持たないパンクバンド」としてメジャーデビューした女性6人組アイドルグループ。なんと娘からアメトークの神回だ!と言って勧められたのが「BiSHドハマり芸人」。リーダーは千鳥ノブ。ファンを清掃員と呼ぶことをディスった大悟に対して、「はじめて千鳥解散考えた」(笑)。そうです、私は“アメトーーク新規”です!チッチの透明感を軸に、アイナ・ジ・エンドのシャウトする「My landscape」にノックアウト!アユニ・Dのひたむきな「stereo future」、などなど、壮大なオーケストレーションの名曲の数々にはまりました。松隈ケンタおそるべし!2020年1月にはライブ映像「And yet BiSH moves.」が発売されました。 |
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![]() STARS OF CCTV (2005) 1.Cash Machine 2.Middle Eastern Holiday 3.Tied Up Too Tight 4.Gotta Reason 5.Hard To Beat 6.Unnecessary Trouble 7.Move On Now 8.Better Do Better 9.Feltham Is Singing Out 10.Living For The Weekend 11.Stars OF CCTV |
![]() Once Upon a Time in the West (2007) 1.Suburban Knights 2.I Shall Overcome 3.Tonight 4.Watch Me Fall Apart 5.I Close My Eyes 6.Television 7.Help Me Pleas 8.Can't Get Along 9.We Need Love 10.Little Angel 11.The King 12.You and Me * 13.Suburban Knights *[Steve Angello & Sebastian Ingrosso Mix] |
![]() Killer Sounds (2011) 1.Good For Nothing 2.Fire In The House 3.Give It Up 4.Bring It On 5.Feels Good 6.Stop 7.Stay Alive 8.Excitement 9.Love Song 10.Sweat 11.Killer Sounds 12.Happy * 13.Like A Drug * * Janapanese bonus track |
COMENT クラッシュ精神を受け継いだこんなバンドが生まれるなんて!エッジの利いたギターサウンドは激しく、メロディーはキャッチーで、しかしどこか切ない哀愁が漂い、そしてとにかくダンサブル!中心人物はボーカルのRichard Archer。ワイルドで泥臭い、唾が飛んできそうな歌い方がシビレます。 デビューアルバムの『スターズ・オブ・CCTV 』は、おんぼろタクシー会社の倉庫を改造したスタジオ“Cherry Lips”で、わずか300ポンド(約6万円)で自主制作されたもので、全英チャート1位になるまでなんと半年をかけた最長記録をもっています。全英初登場9位を記録した2ndシングル「Hard To Beat」が超ツボでした。3rdシングル「Living For The Weekend」は常にライヴのラストを飾る名曲ですし、「キャッシュマシン」のただれた青春像は映画『さらば青春の光 QUADROPHENIA』を思い出さずにはいれません。2ndアルバムでも切なくワイルドな音は健在で、3rdアルバムでさらに磨きのかかったまさにKillerSoundsを展開してくれてます。「Stop」「Stay Alive」の超ノリの連続攻撃にはライヴに行きたくて仕方なくなります。 彼らのライヴにはポール・ウェラーがゲスト参加したり、ミック・ジョーンズのライブにハード・ファイが参加したりとの情報もあります。来日は2005〜2009年に5年連続しており、2008年はFUJI ROCK FESTIVAL(苗場)、2009年はNANO-MUGEN FES.(横浜)でした。その後は3rdアルバム発売後の2012年1月に6回目の来日をしています。このバンドを知ったのは2012年来日直後でしたので、次回の来日には行くゾ〜!→全然来日なしです泣
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いきものがかり いきものばかり メンバーズBESTセレクション (2010) ![]() |
disc 1 1. SAKURA 2. うるわしきひと 3. 青春ライン 4. 茜色の約束 5. KIRA★KIRA★TRAIN 6. ノスタルジア 7. 未来惑星 8. 夏・コイ -2010 version- 9. タユムコトナキナガレノナカデ 10. 今走り出せば 11. 花は桜 君は美し 12. ソプラノ 13. 月とあたしと冷蔵庫 14. ホットミルク 15. コイスルオトメ |
disc 2 1. 気まぐれロマンティック 2. ブルーバード 3. じょいふる 4. 心の花を咲かせよう 5. YELL 6. キミがいる 7. ちこくしちゃうよ 8. Happy Smile Again 9. ありがとう 10. 雪やまぬ夜二人 -2010 version- 11. くちづけ 12. スピリッツ 13. 風と未来 14. 残り風 15. なくもんか 16. 帰りたくなったよ |
COMENT 昭和歌謡の魅力で音楽の世界にはまったはずなのに、いつの間にか日本 歌謡を揶揄している自分がいました。ロックと言う響きにあこがれ、日本語から離れていく自分がいました。過去には確 かに洋楽パクリまくりの歌謡曲・J-popが連発されて興醒めさせられた時期もありました。しかし日本語で訴えるダイレクトで前向きな日本歌謡は、かけがえのないメッセージになるのだと久々に確認させてくれました。吉岡聖恵(通称chankiyoらしい)のボーカルスタイルは、ストレートでパワフルながら、とても歌を大切にしているのがよくわかります。さらに音楽の楽しさというものをメンバーの表情が語ってくれています。子供にも聞かせたい、そして子供と一緒に盛り上がれる音楽です。 数々のメジャー・ヒット曲以外にも、かっこいい「残り風」「スピリッツ」、イントロだけでウルウルっとなる名曲「 帰りたくなったよ」がおすすめ。PVでのりのりハイテンションダンスの「気まぐれロマンティック」、キュートなダン スの「キミがいる」には子供と一緒にはまります。「流星ミラクル」が入ってないのは寂しいかな。 |
羽毛田丈史・高見優 ROOKIES オリジナル・サウンドトラック (2008) | ||
![]() 2.ROOKIES 愛のテーマ |
3.淡い想い出 4.緊急事態 5.たくらみ 6.ROOKIES 夕陽のトランペット 7. 悪い予感 8. 愛のバラード 9. Run‐D.BASS 10.TEAMERS 11.WELCOME TO THE PARADISE 12.我らニコガクナイン 13.Smoking a Go‐Go |
14.多摩川の昼下がり 15.天網恢々 16.Battle 4 Nothing 17.Mr.ポールスミス 18.血のプレイボール 19.明鏡止水 20.拳 or 掌 21.夢にときめけ!明日にきらめけ! 22.ONE FOR ALL 23.キセキ〜for ROOKIES instrument version〜 |
COMENT
週刊少年ジャンプで1998〜2003年に連載された森田まさのり原作の青春野球マンガ「ROOKIES」。「ろくでなしブルース」のころはまだ少し読んでいたけど、ROOKIESは全く読んでなくってドラマも全くスルーしてました。ひょんなことからTV第3話を見て、いきなり安仁屋と川藤の対決に涙したわけです。素晴らしい前向きの世界にたくさんのことを教わりました。2008/4/19〜7/26の全11話。そのバックで盛り上げるサントラがこれです。ドラマのサントラなんて「太陽にほえろ!」以来の購入です(笑)が、素晴らしい曲がたくさん詰まっています。 雄大な#1からはじまり、泣かせる場面では必ず流れる#2、川藤の愛ある場面で流れる#6、雨の中の安仁屋と川藤の対決で強烈インパクトの#8、コミカルな場面(とくに平塚)の#12、新庄の拳を受け止めた川藤が語る場面での#20、そして御子柴の涙に似合う#23など名場面と直結した名曲が心をつかみます。 作曲は#1-8はけた氏、#9-10Michitomo氏、#11-22たかみ氏、#23GReeeeN。一番すきな「愛のテーマ」ですが、このサントラにはオーボエバージョンしか収録されていません。ピアノバージョン、そしてアコギバージョンなど、これぞ泣ける!的アレンジなのですが、聴けないのは誠に残念ですね。 |
スピッツ CYCLE HIT Spitz Complete Single Collection (2006) | ||||||
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1991‐1997
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1997‐2005
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COMENT 「ロビンソン」の大ヒットの前に「スパイダー」「空も飛べるはず」ですでに独特の世界を確立していたスピッツ。軽やかながらも心のひだを表現する詩人マサムネ。その後も「スカーレット」「楓」「ホタル」など、数々のせつないバラードが心をつかみ続け、やっぱり名曲だねーと言わしめる。決して力は入っていないから余計に日常とリンクする。疲れたころに聴きたくなる、まさに癒しをもった歌声。失礼なことに、昔はこうしたマイルドな曲たちを「メソメソ系」と呼んで揶揄してました。過去にはとにかく激しくアグレッシブな曲が好きだったのに、こうした歌を素直に聴けるようになったのはやっぱり年齢かな。 →公式サイト |
矢井田瞳 Single collection (2004) |
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COMENT 1999年宇多田ヒカルの脚光で女性ボーカルが沸いて出た2000年のメジャーデビュー。ヤイコは元気がよかった。ロックだからね〜、歌謡曲じゃないよ。ストレートロックだよ。裸足でギター振り回す姿は、クリッシー姉御なみにかっこよいです。センセーショナルな2ndシングル「ダリダリーン」のイメージが強すぎて心配しましたが、とくにサイコーなのが翌年2001年の3rdシングル#4と4thシングル#5の2曲。この2曲を続けて聴けることはとても幸せです。たぶん彼女の生き方と直結した、いさぎよいというか、かっこよさというか、ひたむきな前向きさがあってのこの歌詞でしょうね。なっかなか「傷跡は残していよう」「罪も過去も抱きしめたい」とは言えません。過去や傷は消したいものです。いやな過去でもそれがあったからこそ、今目の前に愛するその人がいるわけです。オール・アクセプト!全部ひっくるめて許せるわけです。かっこい〜いロックな歌詞です。2009年10月第一子ご出産おめでとうございます。 |
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COMENT 角川映画のオーディションでデビューしたアイドル知世ちゃん。1990年フォーライフへ移籍してからは独自の世界を模索し,その癒し系ボイスでコンスタントにアルバムも発表し続け,鈴木慶一やトーレ・ヨハンソン Tore Johansson というプロデューサを得て,ついにヨーロッパ指向のサウンドへ辿り着きました。癒し系を越えてオーガニック系と呼ばれるようになりました。 これは#6以外トーレ・ヨハンソンによるプロデュース作品のベスト版。「T'EN VA PAS」も今回アレンジが変わってます。現在数々のファンページも存在し,アーティストとしての地位を確立してます。彼女がまだアイドルと勘違いしている人で,欧調スタイリッシュに憧れている人は聴いてみる価値があります。今現在では全18曲収録「Best Harvest」(2001年)もあるけど,トーレ・ファンにはこの1枚。 |
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LIFE+5(1995)
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COMENT 当時小山田圭吾やカヒミ・カリイなどとともに‘渋谷系’として盛り上げられたスウェーデンのバンド。ようやく日本の若者が海外チャートを意識せず「これが好き!」という価値観を提示し,独自のブームを作った日本音楽史上記念すべき作品です。かなりハイセンスなバンドで,アレンジ・演奏ともにオリジナリティにあふれてます。カー・ラジオから突然飛びこんできたシングル「Carnival」にシビれて,近くにあったレコード屋に駆け込んでこの2ndアルバム「ライフ」を購入しました。逆行して聴いた1994年のデビューアルバム「エマーデイル Emmerdale」も刺激的です。ここに紹介したのはオリジナル2ndの11曲に1stおよびB曲からの5曲を加えたものです。 プロデューサのトーレ・ヨハンソン Tore Johansson は,古い機材(しかなかった)を駆使してノスタルジックあふれるサウンドを作り上げた。他にはクラウドベリー・ジャム CLOUDBERRY JAMのデビュー曲"ELEVATOR"も手がけた。そのスタイリッシュさは魅力抜群で,トーレ・ブームは日本のアーティストたちにも飛び火し,Bonnie Pinkや原田知世たちが彼にプロデュースを求めることにもなった。 |
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(WHAT'S THE STORY) MORNING GLORY? (1995)
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Whatever (1994) 1.Whatever 2.(It's Good) To Be Free 3.Fade Away 4.Listen Up 5.Half The World Away 6.I Am The Walrus (live at Glasgow Cathouse June '94) | ||
COMENT ノエル&リアムのギャラガー兄弟による今や最高のロックバンド。初めて聴いた時,あからさまなビートルズ・サウンドと,ほとんどJohn Lennonの声で歌うボーカルのリアムに「卑怯だー」と叫びつつも鳥肌が立ってしまった。1stアルバム「オアシス Definitely Maybe」に続く,この2ndアルバム「モーニング・グローリー」(上)では,ドラムスがAlan White(Paul WellerのドラムスをしていたSteve Whiteの弟)にチェンジして圧倒的に説得力が出た。 彼らは‘Song Writing School of The Beatles’の卒業生だと公言してはばかりません(その言動は痛快です)。心に迫るのはやっぱり「Don't Look Back in Anger」です。これはオアシスの「Hey, Jude」といえるでしょう。その後逆行して聴いた1994年のマキシシングルが「ホワットエヴァー」(下)で一番好きな曲になりました。これはオアシスの「All You Need is Love」です。 その後のオアシスはノエル自身も認めた実験的な失敗を重ね,6th「ヒーザン・ケミストリー Heathen Chemistry」で復活するのですが,その前にここでも紹介しているバンド,ライド RIDEのボーカル&ギターだったアンディー・ベルがなぜかベースとして加入したのでした!仕方がないので(笑)ライブを見に行ってしまいました。私にとってはクリッシー・ハインドとジョニー・マー以来のたまらない組み合わせでした。しかもアルバムレコーディングには元ザ・スミスのギタリスト,ジョニー・マーが2曲参加してるんです!! |
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Space Driver(1992)
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COMENT ヴィーナス・ペーターは1991年のデビューですが、私が聞いたのは2nd「Space Driver」(1992年)でした。カリスマボーカル沖野俊太郎は私と同い年。全て英語の歌詞で、邦楽と洋楽の垣根が取り壊された意識を強く感じました。UK直系(当時のおマンチェ)サイケデリック・サウンドと叙情的メロディー。代表曲はファッション通信のオープニング曲だった#1。最も好きな曲は#11だけど、やっぱりベストに入っていないのでお冠。#13のアレンジセンスも最高ですが、これもベストに入ってません!渋谷系の代名詞にまで評価され、3rdで日本語の歌詞を導入して、その世界が壊れてしまった感あり、私の中でフェードアウト。1994年解散し、2006年に1年限定の再結成およびミニアルバムをリリースしていたらしい。再結成後のライブ映像はYouTubeにあるけど、韓国でもありPA設定不良もありちょっといただけなかったかな。 |
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nowhere (1990)
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COMENT 叙情的な趣を前面に,揺れるギターシャワーと唯一のアタック音であるスネアの乱打。作り上げたという意識はひとかけらもなく,強烈で激しいくせにすべてが自然に流れていく‥‥。退廃的なんだけどあきらめではなく,風化を客観的に表現したようなスケールです。"vapour trail"と"taste"は珠玉の名曲です。バンド結成から1年半余でデビューしたらしいけど,これはその無垢で既成概念のない純粋な心から染み出たサウンドに他ならない。しかし現代社会における純粋な心の寿命は短い‥‥。 |
↑1996年に解散し,アンディ・ベルはhurricane #1→オアシス→ビーディ・アイ,マーク・ガードナーとドラムのローレンス・コルバートはアニマル・ハウスなどを経て、2014年なんと再結成!!2017年5thアルバム「Weather Diaries」,2019年6thアルバム「This Is Not a Safe Place」がリリース!公式YouTube「RideOfficial」あり。 |
nowhere (1990) 1.Seagull 2.Kaleidoscope 3.In A Different Place 4.Polar Bear 5.Dreams Burn Down 6.Decay 7.Paralysed 8.Vapour Trail 9.Taste 10.Here And Now 11.Nowhere |
COMENT 叙情的な趣を前面に,揺れるギターシャワーと唯一のアタック音であるスネアの乱打。作り上げたという意識はひとかけらもなく,強烈で激しいくせにすべてが自然に流れていく‥‥。退廃的なんだけどあきらめではなく,風化を客観的に表現したようなスケールです。"vapour trail"と"taste"は珠玉の名曲です。バンド結成から1年半余でデビューしたらしいけど,これはその無垢で既成概念のない純粋な心から染み出たサウンドに他ならない。しかし現代社会における純粋な心の寿命は短い‥‥。 1996年に解散し,アンディ・ベルはhurricane #1→オアシス→ビーディ・アイ,マーク・ガードナーとドラムのローレンス・コルバートはアニマル・ハウスなどを経て、2014年再結成!!2017年5枚目の |
THE SMITHS |
MEAT IS MURDER (1985) 1.The Headmaster Ritual 2.Rusholme Ruffians 3.I Want The One I Can't Have 4.What She Said 5.That Joke Isn't Funny Anymore 6.How Soon Is Now? 7.Nowhere Fast 8.Well I Wonder 9.Barbarism Begins At Home 10.Meat Is Murder The Queen Is Dead 1..Queen Is Dead (Take Me Back to Dear Old Blighty) 2.Frankly, Mr. Shankly 3.I Know It's Over 4.Never Had No One Ever 5.Cemetry Gates 6.Bigmouth Strikes Again 7.Boy With the Thorn in His Side 8.Vicar in a Tutu 9.There Is a Light That Never Goes Out 10.Some Girls Are Bigger Than Others |
日本では超マイナー。こんなに過小評価されてるバンドも珍しい。独立レーベルだったラフ・トレード ROUGH TRADEのせいもあるけど,多くは暗いイメージが先行して,ロッキン・オンで名前は知ってるけど耳にする機会もないまま解散(1987年)してたのね,というバンド。悩める若者と灰色の空的な世界が実に見事で,特に田舎に住む日々悶々としたティーンズには必要不可欠な哲学的音楽です。ボーカルのモリッシーMorrisseyの詩とヨーデル歌法は心に刺さるが,ジョニー・マーJohnny Marrのギターは表現できないほど素晴らしい。結成してわずか5年で解散。オリジナルアルバムは4枚。紹介するのは2ndと3rdアルバム。いずれも完成度の高すぎる世界が収録されています。 ちなみに一番好きな曲は「Girl Afraid」。収録はこれらのアルバムではなく,1984年発売のシングルB面やBBSでのラジオセッションなどを加えたコンピレーションアルバム「Hatful of Hollow」に収録されています。初出は"Heaven Knows I'm Miserable Now"の12 inchシングルB面。ここまで歪んだ心を歌った楽曲は類をみない。病んだモリッシーの詩とボーカルに対面するような,美しいマーのカウンターメロディはスミスの奇跡です。二人の個性のどちらかが,相手に引っ張られてしまえばバランスを失う。はかなく美しく駆けぬけ‥‥そしてマーは疲れ果てモリッシーを捨ててしまった。解散後マーは多くのミュージシャンのレコーディングに参加し,1989年プリテンダーズ,2002年オアシスにもゲスト参加しています。 |
↑これからマーはどうするのか‥‥,と思ってたらザ・スミスでデビューしてから20年を経た2003年,「ジョニー・マー&ザ・ヒーラーズ Johnny Marr + The Healers」として新たなバンド活動をスタートさせることになっていた!ドラムスにザック・スターキー(リンゴ・スターの息子),ベースにアロンザ・ビーヴァン(元クーラ・シェイカー)という3ピースバンドというからたまらない‥‥。デビューアルバムは「ブームスラング Boomslang」1/22発売でした。3月には来日も! |
BOB MARLEY AND THE WAILERS | ||
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Catch A Fire (1973) 1.Concrete Jungle 2.Slave Driver 3.400 Years 4.Stop the Train 6.Stir It Up 7.Kinky Reggae 8.No More Trouble 9.Midnight Ravers |
Bob Marleyのデビューアルバムとライヴアルバム。Toshの"400 years"には何度も究極の絶望感に陥らされました。でもこのライヴにはPeter ToshもBunny Wailerもいないんだよな。以降名盤と言われるアルバム多数ありますが,ライヴはビデオも見たけどやっぱり凄い‥‥。ヴォーカルとリズムの凄いバトルが調和して,完全に外に向かってエネルギーが放たれてます。音楽の存在意義が結晶化してます。とにかく熱いメッセージがしこたまです。でも平和で豊かな日本では実感ないかも‥‥。レゲエはスカから発生したジャマイカの伝統リズム,ということは日本で言えば演歌なんだろうけど,この違いはなんなんだ!気候の違いももあるけど,日本人ってどうしようもない大昔から後向き民族なのか? |
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LIVE! (1975) 1.Trenchtown Rock 2.Burnin' and Lootin' 3.Them Belly Full (But We Hungry) 4.Lively Up Yourself 5.No Woman, No Cry 6.I Shot the Sheriff 7.Get Up, Stand Up |
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THE SINGLES (1987) |
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クリッシー・ハインド Chrissie Hyndeはホントに格好いい女性だよなぁ。日本では明らかにに育ちにくいタイプの格好良さだけに,よけいにしびれます。この女性なんとアメリカ人なのに,ブリティッシュロックが大好きで,単身イギリスに渡ったというスゴイ人!それを知るまでは生まれたときからブリティッシュ・ロックの姉御だと疑ってませんでした(笑)。最も好きなのは1984年の3rdアルバム「情熱のロックン・ロード Learning to Crawl」。メンバー2人をドラッグで亡くし,一方キンクスのレイ・デイビスとの子供を産んだという,天国と地獄を乗り越えた時の作品。タイトルは赤ちゃんのハイハイからと愛にあふれている。ここでは初期重視で,4thまでのベスト版を紹介しました。「2000マイルズ」と「ショウ・ミー」はもったいなくて続けて聴けません。これには入っていませんが、1989年のシングル「Windows Of The World」 には元ザ・スミスのギタリスト,ジョニー・マーがゲスト参加!そして1994年6thアルバム収録珠玉の名曲「I'll Stand by You」も必聴。 |
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Reggatta de Blanc
(1979) | |||
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ZENYATTA MONDATTA
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スティング STINGのいた1978年デビューの3ピースバンド。ドラムスのスチュアート・コープランド Stewart Copelandには憧れました。‘凄まじい疾走感’これを邪魔するものは許さない,たとえそれがリズムキープでも‥‥。スティングは高校教師を辞めてバンドにかけたというやくざな奴。元々ジャズベーシストであったため,ジャズエッセンスを加えるという,当時のパンク&ニューウェーブバンドにはなかった,頭脳とセンスを駆使してヒット曲を連発しスターダムにのし上がった気にくわない男前。ギターはアンディ・サマーズ。 紹介するのは 2ndアルバム「白いレガッタ」(上)で,タイトルがフランス語というところからしても,“俺達は他のパンクバンドみたいにアホじゃありません”的なアピールいっぱいで,しかもそういうアピールするだけのことはある自信にあふれた名盤です。この中の#1「孤独のメッセージ」は,私のドラム人生の中で最も衝撃を受けたドラミングが聴けます。3rdアルバム「ゼニヤッタ・モンダッタ」(下)では日本語に興味を持っていたことを示しており,第1弾シングルだった「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」にはなんとスティングが日本語で歌ったバージョンもありました(後にベスト版に再収録)。彼らは1983年の5thアルバム「シンクロニシティ SYNCHRONICITY」以後活動停止してしまいます。このアルバムからはモノクロのPVがシブい「見つめていたい EVERY BREATH YOU TAKE」が大ヒットしました。 |
↑ポリスはロックの殿堂入りが決定し,2003年3月10日にニューヨークの『Waldorf Astoria Hotel』で開催される記念式典で約16年ぶりに再結成し,3曲のパフォーマンスを披露することになりました。ちなみに殿堂入りの資格とは,デビューシングルのリリースから25年が経ったアーティストで,ロックの発展と継続への貢献における影響と重要性が考慮されるそうです。 ↑そしてついにポリスと対峙するときが訪れてくれました。2008年2月10日京セラドームにて彼らを直接見ることができました。ストレートな3人だけのプレイ。サポートプレイヤーもコーラスもなし、これはなかなかできるもんではないです。年齢的にもしんどそうなところもありましたが、なにより楽しそうに演奏していたのが印象的でした。 |
WAR
1.Sunday Bloody Sunday 2.Seconds 3.New Year's Day 4.Like A Song... 5.Drowning Man 6.The Refugee 8.Red Light 9.Surrender 10."40" |
U2が好きと言うより,確実にこの3rdアルバムが好きなんです。とにかく音が寒い,凍えそう。スネアの響きがたまらない。ギターのカッティングで心が切れそう。なんてったってプロデューサのスティーブ・リリーホワイトSteve Lillywhiteの腕が光ってる。これを初めて聴いたのは中学生の時。こんなつらそうなバンドがあっていいのか?と衝撃を受けました。メンバー全員が虐げられてきたアイルランド人の心を表現するという決意を知ったとき,音楽の存在の深さを初めて認識させられました。つらいときはこのアルバムを聴いたものでした。でも彼らはこの後の4th「焔 The Unforgettable Fire」に続く5th「ヨシュア・トゥリー The Joshua Tree」が大ヒット!お金もできたし,アメリカにも行ってもう寒くなくなったようです。現在まで彼らは大成功を続けているが,私は今も彼らに興醒めしたままです。 |
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A LONG VACATION(1981)
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NIAGARA TRIANGLE Vol.2(1982)
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![]() GREATEST HITS (日本限定LP盤) (1982) 2.Route 101 3.Manhattan Melody 4.Beyond 5.Rise 6.Magic Man 7.California Blues 8.Besame Mucho 9.The Continental 10.Aranfuez (Mon Amour) (A-Ron-Ways) |
トランペッターであるハーブ・アルパートは,スタジオミュージシャンを経てプロモータのジェリー・モスと組んで1962年あのA&Mレコードを興します(AはアルパートのAだった!!)。彼の初期作品は“ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラス”というクレジットで,オールナイトニッポンのテーマ曲として有名な「BITTER SWEET SAMBA」に代表されるメキシカン調の軽快なリズムサウンドでした。1975年にバンドを解散し経営に専念し,カーペンターズやポリスなどを輩出したのち,ソロ・トランペッターとして復活! 初めて耳にしたのが1979年小学6年生時の「ライズ」(#5)で,これはマツダRX-7のCMでした。それからキリンシーグラムのウィスキーCMが彼の音楽でシリーズ化され(順に#4→6→1→2→Red Hot→Catch Meとなんと6曲も続いたとは!?),常にカッコよく魅惑されておりました。当時LPも1980年「ビヨンド」,1981年「マジック・マン」,1982年「ファンダンゴ」とコンスタントに魅力的なサウンドを発表していたようです。一体これって誰なのか?なかなか分かりませんでした。高校生になってレコード屋に出入りするうちに,全曲収録されたベストアルバムを発見したのでした。CM曲以外にも「ベサメ・ムーチョ」「アランフェス協奏曲」など魅力にあふれたアルバムでした。最も好きなのはうねるような3連リズムが心地よい「ルート101」です。 彼のサウンドの素晴らしさは,トランペットメインでありながら,こってりしたアドリブがないことです。リズムはキッチリキープされた状態で,リスナーの気持ちよさを配慮したアレンジなのです。本人としてはジャズや作曲の才能がないと挫折した末の工夫だったようですが,自分の演奏に酔ったような姿勢が全くない謙虚なトランペット・サウンドが,子供の私にはとても新鮮で斬新だったように思います。背景にはディスコ,シンセ,フュージョンなどのブームがありましたが,今聴いても鳥肌の立つクオリティの高い作品です。残念ながらこの日本限定のベストアルバムはCD化されていませんが,このアルバムが私の中での最高の1枚です。 |
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(1981) ![]()
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(1983) ![]()
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COMENT 1980年のYMO「増殖」で曲間にコントを繰り広げるスネークマン・ショーとは?伊武雅刀、小林克也、桑原茂一の3人のユニットで、1976年ラジオ大阪で活動開始し、YMOに見初められ(笑)、「いいものもある、悪いものもある」と音楽を評論し、音の表現に革命を起こされた方々です。1981年に1stアルバム「SNAKEMAN SHOW」通称「急いで口で吸え」を発表。同年2nd「死ぬのは嫌だ、怖い。戦争反対!」と立て続けに発表し、当時14歳の私に直撃したのでした。1stではよく真似をした「盗聴エディ」、ミュージシャンの情熱と悲哀「ストップ・ザ・ニューウェイブ」、日本初のラップ「咲坂と桃内のごきげんいかがワン・ツゥ・スリー」と名作揃い。2ndには「愛のホテル」ニュ〜越谷をはじめ数々の愛がいじられています。その後カセットテープで発売された海賊版ではYMO13曲メドレー(4:42)、「こなさんみんばんわ〜、やんこまりたい」の“ジャンキー大山”が最高に痛快!が必聴です。 →ソニーミュージック公式サイト |
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SOLID STATE SURVIVOR(1979)カセットテープ | |||||
BEST ONE(1980)カセットテープ(1st〜3rdアルバムからのベスト盤)
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COMENT 1978年のYMOデビュー当時は小学5年生で、最初に聞いたのは2ndアルバム「ソリッド・ステイト・サバイバー」でテープが伸びるくらい聴きましたが、お気に入りはその後発売されたカセットのベスト盤「BEST ONE」でした。その中にはライブアルバム「パブリック・プレッシャー」の曲もいくつか収録されていました。最も好きな曲はそのライブ版「コズミック・サーフィン」です。シングル「ライディーン」のB面でもあり、数々のアーティストにカバーされている名曲なのですが、ベストには決まって収録されていないのでちょっとお冠です。1stアルバムや「Pacific」のアレンジよりも、疾走感とノリの良いリズムが最高です。沖縄音楽の入った「アブソリュート・エゴ・ダンス」も頭から離れない曲ですし細野さんは地味〜にいいですね。教授の「東風」,「ジ・エンド・オブ・エイジア」、幸宏の「中国女」,「ラジオ・ジャンク」のボーカルもシビレます。4thアルバム「増殖」ではご存知スネークマンショーにもやられましたしドップリでした。しかしその後私はよりストレートなロックへ傾倒するのでした…(彼らからしたら逆行なのでしょうね)。2018年で結成40周年を迎えました。 |
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REVOLVER(1966)
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ABBEY ROAD (1969)
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初耳は小学生3〜4年生でFMラジオでしょうね。20歳過ぎてからはもっぱらJohn Lennon派になってしまったなぁ。声が凄いよなぁ。「あの声がこの世で最高の声です」と洗脳されたのかなぁ。どの曲でもアドレナリンが出て,鳥肌立つもんなぁ。ジョンが死んだのを知ったのは,中学2年生の部活から帰って田舎独特の町内限定有線放送(方言丸出しで知ってるオジサンが町民の訃報や葬式案内,その他の町内行事をお知らせする)からのニュースだった‥‥。けどやっぱりPaulらしい"Your Mother Should Know"(「MAGICAL MISTERY TUOR」収録)はずっと大好きだなぁ。ちなみに「リボルバー」のジャケット・デザインは、ハンブルク時代の友人クラウス・フォアマンによるものです。→ジャケット拡大 |
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(迷惑メールのため@を全角にしてます) |
<永井豪の世界> <咲元> |